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矯正治療期間中に妊娠・出産の可能性がある場合はどうなりますか?
矯正治療期間中に妊娠の可能性がある場合にはどうなりますか?
矯正治療期間中に妊娠、出産しても特に問題になることはありません。歯を動かすことが胎児に影響を及ぼすことはありませんし、矯正治療中はレントゲン撮影や外科処置、麻酔、投薬をすることもほとんどありません(例外は以下に記載します)。
ただし、妊娠期間中は女性ホルモンの関係で歯周病になりやすい口腔内環境になります。このため、普段よりも気をつけて歯磨きなどの口腔ケアをする必要はあります。これが一般的な注意事項になります。
通院に関しては、出産前1ヶ月~出産後1ヶ月の間矯正治療をお休みすることが多いです。例えば4月1日、5月1日、6月1日の治療予定だとすると、真ん中の5月1日の治療をお休みすることになりますが、全体の治療期間に与える影響もあまりありません。
患者様がご心配なのは、レントゲン撮影、麻酔、投薬だと思います。当院では以下のように対応しております。
レントゲンについて
当院では妊娠期間中には基本的にレントゲン撮影は行いません。矯正治療でレントゲンを撮影するのは多くの場合、治療前、治療終了時、治療終了から2年経過後の3回です。治療期間が2年間だとすると初診時、2年後、4年後となります。撮影の時期が読みやすいですし、妊娠していることが判明している場合には出産後に撮影をずらすなどして対応しています。
麻酔について
当院で麻酔をするのは一部例外を除いて歯科矯正用アンカースクリューを植立する際と(局所麻酔)、口内炎治療のために炭酸ガスレーザーを照射する際(表面麻酔)になります。
歯科で使用する局所麻酔は胎盤を通じての胎児への影響はなく、妊娠中の全期間で使用が可能です。
投薬について
妊娠期間中は基本的に投薬を控えます。