上下顎両側第二小臼歯抜歯による叢生の治療例(叢生17)|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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上下顎両側第二小臼歯抜歯による叢生の治療例(叢生17)

叢生治療例17(唇側矯正、表側矯正、抜歯)

症状
主訴は前歯の凸凹(叢生)です。通常、このような症例では上下顎左右側の第一小臼歯を抜歯することが多いのですが、この症例では第一小臼歯が全て健全歯であり、対して第二小臼歯は下顎右側第二小臼歯を除いて修復処置が施されていました。
そのため上下顎両側第二小臼歯を抜歯して治療に臨むことにしました。
治療
加強固定装置として上顎の左右第一大臼歯にナンスホールディングアーチを装着しました。
第一小臼歯を抜歯する場合は抜歯部位を境にして手前が前歯3本、後ろが奥歯3本になりますが、第二小臼歯を抜歯した場合には手前が4本、後ろが2本になります。このため大臼歯が手前に移動しやすく、また手前に傾きやすくなります。これは治療の難易度が上がることを意味します。本症例の治療に際してはそのことに細心の注意を払って治療を進めました。
患者様の仕事の関係で治療期間は2年6か月でしたが治療回数は21回でしたから毎月通えば2年以内に治療が終了した可能性が高いと思います。

治療の目安

主訴
前歯の凸凹(でこぼこ)
診断名
叢生
年齢
32歳 女性
治療に用いた主な装置
マルチブラケット装置、ナンスホールディングアーチ
抜歯部位
上下顎両側第二小臼歯
治療期間
2年6か月 / 月に約1回の通院
治療費
約820,000円(税込)
リスクと副作用
  • 治療中は歯みがきしにくい箇所ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、念入りな歯みがきが必要になります。
  • 初めて矯正装置を装着した時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
  • 歯並びを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
  • 歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。

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