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リンガルアーチ
リンガルアーチの外観と使用目的
リンガルアーチの基本構造は上記のように左右の第一大臼歯に装着したバンドと、それを連結するように歯の裏側を通る太い針金(主線)から構成されます。
この写真は左側埋伏犬歯牽引用のリンガルアーチのため左側の頬側に牽引用のフックが付いています。
その他にも前歯を唇側に動かすためのスプリング(補助弾線)を付与するなど、様々な場面で利用される汎用頻度の非常に高い矯正装置の一つです。この装置単独で歯列矯正が完了するということはあまりありませんが、混合歯列期の治療の初期段階には特によく使用されます。利用頻度が高いのは以下のような目的です。
1・補助弾線によって1歯~2歯の移動に使用する
2・補助弾線によって歯性の反対咬合の治療に使用する
3・早期に乳歯を喪失した場合などに永久歯が萌出するまでのスペース維持に使用する
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