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歯科医院内の消臭・芳香
マジックボールは 「除菌」「消臭」「香り」の一台三役の楽しみ方ができる空気洗浄機ということです。
「消臭、香り」はともかく「除菌」についてはどの程度の効果なのかがはっきりしなくて眉唾ものだな、とは感じていますが。ただ、このマジックボールは患者様の興味は引くようで「これ何ですか?」とよく聞かれます。
マジックボールのホームページには空気清浄作用という性能を強調していますが、私は単にアロマディフューザーの代わりとして使用しています。マジックボールはアロマオイルは使用できず、専用ソリューションを使用するしかないので正確にはアロマディフューザーとは言えませんが。今までにいくつかのアロマディフューザーを使用してきたので併せてその感想などを書いてみたいと思います。アロマディフューザーにも様々あって、以前クリニックで使用していたアロマックスはガラスネブライザー式、自宅で使っているのは超音波振動式とランプ式です。
ガラスネブライザー式ということなのですがこれはアロマ原液を超音波振動させて香りを拡散させるタイプです。原液だけあってさすがに強く香ります。ただ、香りというのは慣れてしまうので私を含め従業員は気が付かないのですがアロマックスをクリニックで使用していた時は香りが強すぎると仰る患者様もいました。また、一般的な超音波振動式の超音波のアロマディフューザーに比べて振動を受け止める水分がないので振動音が大きいです。特に使用して暫くすると機械本体のどこかしらにガタがきますからそこがカタカタカタカタうるさいです。また、アロマオイルが油脂状に固まります。エタノールで溶解するのですが手入れは面倒です。
アロマの使用量の割に香りの持続時間は短く(最初に強く香るので臭覚がマヒしてくることとも関係していると思う)、コストパフォーマンスは良くないと思います。
一般的な超音波振動式
製品名は陶香。水を入れた容器の中に数滴のアロマオイルを垂らして香りを拡散させるタイプ。最も普及しているタイプではないでしょうか。この製品だと水量は150ml程度です。ここに5滴くらいのアロマを入れて最長8時間運転が可能です。香りもアロマックスのように最初強くてすぐに減弱していくような感じではなくて比較的持続性があります。
手入れもほとんど必要ないくらいで手軽に使用できます。ランニングコストも低いですし、普及しているのも納得です。
ライト式
製品名不明。上部の受皿にアロマを2,3滴使用します。電球の熱でアロマを蒸散させるタイプです。香りは最初強くて緩やかに減弱します。広い部屋には向きません。寝室向け。アロマックス同様、アロマが油脂状に固まりますが受皿の清掃はしやすいです。
歯科医院などの診療室で使用するならマジックボールがお勧めです。広い部屋でも使用できますし、比較的安定した香りが長時間続きます。また、故障しにくいのも利点です。一時期、2台の超音波振動式のディフューザーをクリニックで使用していたのですが数か月で壊れてしまいました。自宅で使っているものは5年経過しても壊れていませんが、ヘビーユーズには耐えられないのだと思います。自宅で使用するなら超音波振動式ですね、なにより手入れが簡単です。
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