口内炎のお薬(アフタゾロン、デキサメタゾン)|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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口内炎のお薬(アフタゾロン、デキサメタゾン)

アフタゾロン口腔用軟膏

矯正治療希望される患者様の中には治療中の不快感、特に痛みについて不安を感じている患者様も少なくありません。 矯正治療中の痛みは大別して2種類あって、一つは歯の移動に伴って起こる炎症由来の疼痛、もう一つは矯正装置が口腔粘膜と接触して起こる機械的刺激による疼痛です。
後者の機械的刺激による接触痛は、(実際のところはそれほど多発するわけではないのですが)、矯正装置を装着していない状態と比較すれば口内炎に罹患する確率が増加することを意味します。 口内炎に対する対処法としては薬物療法や、来院しての炭酸ガスレーザー照射(これが最も即効性があります)などがありますが、ここでは薬物療法を取り上げてみたいと思います。
アフタゾロンはデキサメタゾンを主成分とするステロイド系の抗炎症薬です。薬名が示す通り、口腔内領域ではアフタ=口内炎の治療に用いられます。 ですが、軟膏タイプで個人的にはあまり好きな薬ではありません。アフタが辛いのは接触痛なので、患部の保護が最も大切なのですが、口腔内は安静にすることが難しい部位ですから塗り薬の薬効成分を患部に留めることがとても困難です。口内炎は自発痛があるわけではないですから外部からの接触を防御できれば疼痛を感じることはないはずで、そういう意味であまり効果が期待できないな~と感じています。サランラップのような素材をうまいこと口内炎の患部に長時間貼付できる技術が確立されればいいのですけれど。いずれ書くことになると思いますが、軟膏タイプのアフタゾロンより患部に貼り付けるタイプのアフタッチのほうが効果的だと思います。ただ、アフタができた場所によってはアフタッチを貼れないところ(頬粘膜移行部に発生したアフタなど)があるのでそういう場所限定でしょうか。

個人的には口内炎ができた場合、表面麻酔をして、自分で炭酸ガスレーザーを照射してしまいます。これであっという間に疼痛が軽減されます。 数分の処置ですので患者様も口内炎ができたら来院していただくのが最も効果的だと思います。
また、完治までの時間がかなり短縮されるように感じています。

用法 一日数回患部に塗ってください。

副作用 口腔の感染症、皮膚のヒリヒリ感、発疹など