差し歯が矯正治療に与える影響についてのご質問|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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差し歯が矯正治療に与える影響についてのご質問

患者様からのご質問

虫歯治療完了後、矯正を検討しています。歯列矯正にあたっていくつかお聞きしたいことがあります。

①差し歯が4本有り。矯正治療にあたって影響ないか。矯正治療中に差し歯が折れたり抜けたりしないか。(合計50万以上かけているので作り直しをしたくない)

②おそらく狭窄型の歯列ですが、U字の歯列に近い形になるか。歯列を広げたい。出っ歯気味で、笑った時前から見て歯が6本しか見えないのが気になっている。

③現在24歳ですが、年々歯並びが悪くなっているように感じる。矯正を始めるまでにまだ期間がかかる可能性が高いが、それまでにこれ以上歯並びを悪くしない方法は無いか。顎が凄く小さく、うつ伏せや横向きで寝る癖があります。

当院からのお返事

①差し歯が4本有り。矯正治療にあたって影響ないか。矯正治療中に差し歯が折れたり抜けたりしないか。(合計50万以上かけているので作り直しをしたくない)
>差し歯(神経を抜いている歯)だからといって矯正治療によって歯が動かないわけではありません。神経の有無はあまり関係ありません。
矯正治療上の問題点としてはセラミック等、人工歯に対しては矯正装置の接着強度が落ちることです。そのため矯正治療中に矯正装置が脱落しやすくなります。差し歯と歯根の接着強度によっては矯正治療中に差し歯そのものがとれることもあるかもしれません。
作り直しについてですが、現在の差し歯は現状の歯の位置を前提にして最善の状態にするために製作されたものです。歯の位置が変化すれば最善の歯の形態も変化します(矯正治療後は天然歯に近い形態のほうが調和がとれると思います)。
矯正治療前のカウンセリングで矯正治療後に再補綴を行うかどうかについて担当医とご相談ください。矯正治療後に再補綴を行うかどうかで治療目標が変化します。
通常であれば、矯正治療で加えられる力で差し歯が折れたり、外れたりすることはありません(咬合力は男性で60kg、女性で40kg前後です。それに対し矯正治療で加えられる力はせいぜい数百gに過ぎません。矯正治療中に差し歯が外れたとしたら、それは矯正治療を行わなくても遅かれ早かれ外れる可能性が高かったと考えるのが自然だと思います)

②おそらく狭窄型の歯列ですが、U字の歯列に近い形になるか。歯列を広げたい。出っ歯気味で、笑った時前から見て歯が6本しか見えないのが気になっている。
>現状よりU字に近い歯列形態になると思います。笑った時に見える歯の本数ですが、笑った時の口唇形態には個人差がありますので矯正治療後に何本の前歯が見えるようになるかについてお答えするのは困難です。

③現在24歳ですが、年々歯並びが悪くなっているように感じる。矯正を始めるまでにまだ期間がかかる可能性が高いが、それまでにこれ以上歯並びを悪くしない方法は無いか。顎が凄く小さく、うつ伏せや横向きで寝る癖があります。
>親不知があればそれを抜歯することくらいでしょうか(担当の先生と相談してください。状況によって抜く必要のない事も多いです)。寝るときの姿勢は関係ないと思います。

*このページは実際に患者様からメールで頂いたご質問に対する当院のお返事を中心に記載しております。そのため、患者様からの質問内容については年齢、性別、文章の特徴等、Q&A形式で考えて問題ない範囲でデフォルメして記載しております。また、内容的にも理解が得られやすいよう私の方で適宜解説を追加・改変して記載しておりますので実際の遣り取りとは異なることがございますのでご了承ください。