すきっ歯(空隙歯列)の歯列矯正治療例1|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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すきっ歯(空隙歯列)の歯列矯正治療例1

空隙歯列治療例1(マウスピース型カスタムメイド矯正装置「アソアライナー」、非抜歯)

空隙歯列は「すきっぱ」「スペースドアーチ」などとも呼ばれます。この患者様は審美面を気にされての来院でした。見える装置が気になるということでしたので舌側矯正も検討しましたが、比較的軽度な症状であることからマウスピース型カスタムメイド矯正装置「アソアライナー」で治療しました。アソアライナーはこのような軽度な歯列矯正治療に適しています。

アソアライナーやインビザラインなどの着脱可能な矯正装置全般にいえることとして、「使わないと歯は動かない」というのがあります。唇側矯正装置や舌側矯正装置といった固定式の矯正装置は患者様の協力度に関わらず歯が動きますが(顎間ゴムなど協力を必要とする装置を併用することもあるので協力度が一切関係しないという訳ではありません)、マウスピース型の矯正装置はとりわけ患者様の良好な協力度が必要です。
その観点から考えると患者様が自発的に矯正治療を希望している状況というのがとても大切です。矯正歯科には患者様ご本人が治療を強く望んでいる方ばかりが来院されるわけではありません。
ご両親がお子様の歯並びを心配されて治療を開始するケースも多々ありますし、場合によっては実際に治療を受けるお子様は全く歯並びに関心が無いことすらあります。このような状況下ではマウスピースタイプの矯正装置のように着脱可能な矯正装置で治療を行うことは難しいでしょう。

もう一つ、マウスピース型の矯正装置の特徴として装着中は「歯が咬む感覚がない」ことを挙げておきます。これはとても重要なことで、ワイヤーの矯正装置であれば上の歯と下の歯が咬み合う、咬む感触があるのですがマウスピース型の矯正装置は薄いプラスチックの板が歯と歯の間に上下顎にそれぞれ1枚、都合2枚介在することになるので歯が咬みあいません。その感覚を「不快」と感じる患者様も少なくはありません。矯正装置の選択においては治療効果だけでなく様々な観点から検討することが大切です。

空隙歯列|クリアアライナー|所沢

治療の目安

主訴
すきっぱ
診断名
空隙歯列
年齢
57歳 女性
治療に用いた主な装置
マウスピース型カスタムメイド矯正装置「アソアライナー」
抜歯部位
非抜歯
治療期間
8か月/ 月に約1回の通院
治療費
650,000円(税込)
リスクと副作用
  • 歯みがきが不完全なまま長時間マウスピースを装着すると虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、念入りな歯みがきが必要になります。
  • 初めてマウスピースを装着した時や取りかえた後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
  • 小児や骨格性要因を含む症例には適さず、精密な歯の移動は原則として困難で満足な結果が得られない場合があります。
  • 適切な装着時間を守らないと歯が動かず、治療期間も延長します。
  • 歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。


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